スコットランド紀行



2002年4月7日〜15日


土屋守氏率いる  「スコッチ文化研究所第2回蒸留所めぐりの旅9日間
〜スペイサイド死闘編〜」  に参加した時の記録です。



第1回

 ツアー参加のいきさつ

 スコッチハウスを開店して一年半たったある日。「ちょっと旅行したい」と夫に言ったら「そうだなスコットランドなら、行ってきてもいいぞ」と予想外の返事。本当は「海底トンネルでいくパリ・ロンドン八日間の旅」のほうが良かったのだが、夫は頑としてゆずらず。
 そうこうしているうちに、会員になっているスコッチ文化研究所が、蒸留所めぐりツアーの募集を開始した。定員15名。はやく申し込めと夫がうるさく言うので、申し込み用紙が届いたその日に、参加希望のファックスをおくる。


 旅のしおりが届き、スコットランドとはどういうところなのか、考えてみるが、さっぱり想像が働かない。夫は、グレンファークラスのショップの写真などを私にみせて「このグラスを買ってきてくれ」とか「マッカランのショップでの買い物が全体の八割になるように買え」とか、そういう話ばっかりする。
 
 「そんなに買い物したいんならあなたがいけば」と言ったら「自分は工場見学が駄目なんだ」と言う。単調なことが嫌なのだ。(ちなみに温泉に一泊するのも苦痛)

 代わりに私を行かせてウイスキーグッズを買わせようという魂胆。
 そこで、私もエジンバラクリスタルをセットで買ってこようと思い立つ。


 盛岡からの参加なので出発の前日東京へ。それ以前に荷物は宅配で送ったが、衣類をどれ位用意したらよいか分からなかった。「現地で買えばいいからあまり持たなくていいぞ」と夫にアドバイスされる。(後日大間違いだったとわかる)

 2002年4月7日(月)出発

 ツアー参加者は16名。団長の土屋守さん通訳の村野和美さんを加え総勢18名。当然であるが皆スコ文研の会員。


 13:05成田発の飛行機でロンドン経由アバディーンへ。


 機内にて

 座席こそ狭かったが機内は快適。そのころ話題のハリーポッターの第一作目の上映があったので得した気分。飛行機は初めてなので窓の外に広がる青空と雲海にいつまでもみとれる。機内食は好みではなかった。サービスで配っていたカップヌードルのミニが一番美味しかったのだからやはり私も日本人。


 約14時間のフライトなのでだんだん飽きてくる。夜になりシートをたおし眠りにつく。機内泊とはこういうものなのか、と思う。出発時、時計を現地にあわせて戻したので、あいかわらず4月7日のまま。一日がなかなか終わらず時差を実感する。




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